ザ・サンダーボルツ勝手連 [Electric Vortices 電気的渦]
[Electric Vortices 電気的渦]
Stephen Smith August 14, 2017Picture of the Day
Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS. Gigantic dust storm on Mars. Note the numerous filamentary funnels.
火星に巨大な砂嵐。 多数のフィラメント的ファンネルに注意してください。
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Aug 14, 2017
惑星や月衛星の異常な形成を引き起こすものは何ですか?
荷電プラズマのプルームは、太陽系のいくつかの天体から起ち昇っています。
木星の元気な月衛星、イオ、宇宙に数百キロメートルも広がるフィラメント状の放電をホスト(主催)します。
土星へのカッシーニ・ミッションは、エンケラドスの南極から噴出する電離蒸気のバーストを発見しました。
ダスト(塵)の渦、または「ダスト・デビル(塵の悪魔)」、火星の表面の探査機によって画像化されたものは、以前の「今日の写真」で説明されました。
それらのフォーメーションのいくつかは、エベレスト山よりも高く、表面のダストを数千の漏斗を通して吸い上げ、数百キロメートルも運ぶように見えます。
このような異なる環境では、これらの現象の一般的な要因は、おそらく電気的な性質です。
たとえば、大規模な砂塵嵐が火星の半球全体を飲み込むことがあります。
シンクロトロン放射は竜巻のような旋風の上部と下部で検出され、それは何万平方キロメートルにも及ぶ構造に集約されます。
NASAの惑星の科学者達は、砂粒に蓄積された電荷によってグロー(放電)が引き起こされると想定しています。
火星の表面と同様に宇宙のカメラは、平らな地を横切って大きくグロー(放電)する漏斗と、黒化された軌道を残した事を記録しています。
〈https://www.uahirise.org/media/clips/ESP_026394_2160.mp4〉
〈https://www.jpl.nasa.gov/news/http://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=770〉
火星の大気密度は地球の1%未満なので、風が土を彫り、宇宙から見える複数の道を残すにはどうすればよいですか?
式q =0.5ρv2を使用します、ここで、qは圧力、ρは大気の密度、vは風速です、火星の毎時97キロの風の動圧は、地球の毎時12キロの風の動圧に相当します。
火星で最も強い風でさえ、ここで経験される力のほんの一部を発揮するだけです。
では、このような極寒の炭酸ガスの希薄な蒸気の中で、全球的な砂嵐を活性化させるものは何でしょうか?
地球上のダスト・デビル(塵の悪魔〈旋風・つむじ風〉)の形成は、地面近くの水平な「回転子」として始まる暖かい空気の渦として従来説明されています。
回転する空気が勢いを増すと、空気は「立ち上がる」ことで、円筒状の塵の雲を形成し、表面上をねじれます。
強度が増すにつれ、ピルエット(スピン)をしているアイス・スケーターのように直径を引き締め、速く回転しながら徐々に収縮します。
火星上には塵の悪魔を形成する高密度の回転する空気のコンパクトな渦はありません。
しかし、前述のように、一部の漏斗は何千メートルも空に昇ります。
数年前、大気科学者はアリゾナの塵の悪魔で発見された電界が「サルテーション(跳躍化)」によって生成されたと主張しました。
サルテーション(跳躍化)とは、「風や流水の力による砂や砂利粒子の間欠的な跳躍運動」を意味します。
言い換えれば、砂の粒子は、互いにこすり合うことにより、メートルあたり10,000ボルトに近い電荷を生成すると考えられています。
電気的宇宙では、砂粒の跳ね返りによる衝突は必要ありません。
電荷分離はすでに大気中に存在しています。
地球のような雲が地上レベルに落雷を送ることなく、火星の放電は惑星間電気回路の一部である巨大な旋風を形成します。
それは地球の気象システムを動かす一種の回路です。
〈https://www.thunderbolts.info/wp/2013/01/09/plasma-storms/〉
それが本当なら、火星の「塵の悪魔」と地球上のそれらはどちらも、太陽系での電気の振る舞いを示しています。
スティーブン・スミス
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Aug 14, 2017
What drives anomalous formations on planets and moons?
惑星や月衛星の異常な形成を引き起こすものは何ですか?
Plumes of charged plasmas are seen ascending from several bodies in the Solar System.
荷電プラズマのプルームは、太陽系のいくつかの天体から起ち昇っています。
Jupiter’s energetic moon, Io, hosts filamentary discharges that extend hundreds of kilometers into space.
木星の元気な月衛星、イオ、宇宙に数百キロメートルも広がるフィラメント状の放電をホスト(主催)します。
The Cassini mission to Saturn discovered bursts of ionized vapor erupting from the south pole of Enceladus.
土星へのカッシーニ・ミッションは、エンケラドスの南極から噴出する電離蒸気のバーストを発見しました。
Whorls of dust, or “dust devils”, imaged by rovers on the Martian surface, were discussed in previous Pictures of the Day.
ダスト(塵)の渦、または「ダスト・デビル(塵の悪魔)」、火星の表面の探査機によって画像化されたものは、以前の「今日の写真」で説明されました。
Some of those formations are higher than Mt. Everest, appearing to draw surface dust up through thousands of funnels, carrying it for hundreds of kilometers.
それらのフォーメーションのいくつかは、エベレスト山よりも高く、表面のダストを数千の漏斗を通して吸い上げ、数百キロメートルも運ぶように見えます。
In such disparate environments, a common factor for those phenomena is most likely electrical in nature.
このような異なる環境では、これらの現象の一般的な要因は、おそらく電気的な性質です。
For example, massive dust storms sometimes engulf an entire hemisphere on Mars.
たとえば、大規模な砂塵嵐が火星の半球全体を飲み込むことがあります。
Synchrotron radiation is detected at the tops and bottoms of the tornado-like whirlwinds that aggregate into structures that can encompass tens of thousands of square kilometers.
シンクロトロン放射は竜巻のような旋風の上部と下部で検出され、それは何万平方キロメートルにも及ぶ構造に集約されます。
NASA planetary scientists assume that the glow is caused by electric charge build-up in the sand grains.
NASAの惑星の科学者達は、砂粒に蓄積された電荷によってグロー(放電)が引き起こされると想定しています。
Cameras in space, as well as on the Martian surface, recorded large, glowing funnels raking across the flatlands, leaving darkened trackways behind.
火星の表面と同様に宇宙のカメラは、平らな地を横切って大きくグロー(放電)する漏斗と、黒化された軌道を残した事を記録しています。
〈https://www.uahirise.org/media/clips/ESP_026394_2160.mp4〉
〈https://www.jpl.nasa.gov/news/http://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=770〉
Since the atmospheric density on Mars is less than one percent that of Earth, how can wind carve the soil and leave multiple tracks that can be seen from space?
火星の大気密度は地球の1%未満なので、風が土を彫り、宇宙から見える複数の道を残すにはどうすればよいですか?
Using the formula q=0.5ρv2, where q is the pressure, ρ is the density of the atmosphere and v is the wind velocity, the dynamic pressure of a 97 kilometer per hour wind on Mars is equivalent to that from a 12 kilometer per hour wind on Earth.
式q =0.5ρv2を使用します、ここで、qは圧力、ρは大気の密度、vは風速です、火星の毎時97キロの風の動圧は、地球の毎時12キロの風の動圧に相当します。
Even the most intense winds on Mars exert a small fraction of the force that is experienced here.
火星で最も強い風でさえ、ここで経験される力のほんの一部を発揮するだけです。
So, what energizes the global dust storms in such a rarified vapor of frigid carbon dioxide gas?
では、このような極寒の炭酸ガスの希薄な蒸気の中で、全球的な砂嵐を活性化させるものは何でしょうか?
Dust devil formation on Earth is conventionally described as a vortex of warm air that begins as a horizontal “rotator” near the ground.
地球上のダスト・デビル(塵の悪魔〈旋風・つむじ風〉)の形成は、地面近くの水平な「回転子」として始まる暖かい空気の渦として従来説明されています。
When the spinning air gains momentum, it “stands up”, forming a cylindrical cloud of dust that twists its way over the surface.
回転する空気が勢いを増すと、空気は「立ち上がる」ことで、円筒状の塵の雲を形成し、表面上をねじれます。
As it increases in strength, it tightens its diameter like an ice skater doing a pirouette, gradually contracting while spinning faster.
強度が増すにつれ、ピルエット(スピン)をしているアイス・スケーターのように直径を引き締め、速く回転しながら徐々に収縮します。
On Mars there is no compact vortex of dense, spinning air to form a dust devil.
火星上には塵の悪魔を形成する高密度の回転する空気のコンパクトな渦はありません。
Yet, as mentioned, some of the funnels climb thousands of meters into the sky.
しかし、前述のように、一部の漏斗は何千メートルも空に昇ります。
Years ago, atmospheric scientists claimed that “saltation” generated the electric fields that were discovered in the dust devils of Arizona.
数年前、大気科学者はアリゾナの塵の悪魔で発見された電界が「サルテーション(跳躍化)」によって生成されたと主張しました。
Saltation means “the intermittent, leaping movement of sand and gravel particles from the force of wind or running water”.
サルテーション(跳躍化)とは、「風や流水の力による砂や砂利粒子の間欠的な跳躍運動」を意味します。
In other words, sand particles are supposed to create electric charges close to 10,000 volts per meter by rubbing against each other.
言い換えれば、砂の粒子は、互いにこすり合うことにより、メートルあたり10,000ボルトに近い電荷を生成すると考えられています。
In an Electric Universe, no collisions from bouncing sand grains are necessary.
電気的宇宙では、砂粒の跳ね返りによる衝突は必要ありません。
Charge separation already exists in the atmosphere.
電荷分離はすでに大気中に存在しています。
Without clouds like those on Earth to send lightning down to ground level, the electric discharges on Mars form giant whirlwinds that are part of an interplanetary electric circuit.
地球のような雲が地上レベルに落雷を送ることなく、火星の放電は惑星間電気回路の一部である巨大な旋風を形成します。
It is the kind of circuit that drives weather systems on Earth.
それは地球の気象システムを動かす一種の回路です。
〈https://www.thunderbolts.info/wp/2013/01/09/plasma-storms/〉
If that is true, then Martian “dust devils” and those on Earth are both illustrations of how electricity behaves in the Solar System.
それが本当なら、火星の「塵の悪魔」と地球上のそれらはどちらも、太陽系での電気の振る舞いを示しています。
Stephen Smith
スティーブン・スミス